語彙力3歳

日記, 英語語学神経科学

英語の語彙力の嘆きを英語で書こうと思ったが、英語の語彙力を嘆く語彙力がなかったので日本語で書く。

といいつつも、ひとまず嘆きというよりかは、ある程度の量の英語を書くのがそんなに?辛くなくなるレベルまでこれたので、記念カキコ。実際、過去の記憶を失っているので詳しくは分からないですが、この数ヶ月間くらいで流暢さが非線形的成長を遂げた気がする。なぜそういう風になったのか、忘れないうちに考察しておく。

以下突然の丁寧語。

まず当たり前ですが、ものを書くためには脳内にその言語のモデルがある程度できてないといけません。つまり、これまでの人生の中で蓄積した英単語だったりフレーズだったり文章だったり、様々な表現の蓄積です。これがないとどうしようもない、ないものは出てこないということになります。この理屈から、インプットを怠って吐き出し続けるのはかなしい感じになるということがわかります。 言語が身につくというのも結局脳みその仕業ですから、大量の言語の情報を取り入れて、脳の物理的な状態を半永久的に変化させるところまで持っていかないと、身についたという状態にはなりません。だから、普通の脳みそを持ってる限り、昨日勉強し始めて1日でネイティブなみになりましたという人は世界のどこにもおそらく現れないです。脳の神経網も細胞で、生き物ですから、構造を変えるのに成長する必要があって、成長するには時間が必要だからです。なので、脳みそをごりっとまとまって変化させるために大量の情報に長い間触れ続けるという取り組みが一番の重要なポイントになります。

(ちなみに、↑のようなカンデル神経科学駆動考察が、昨日の記事で言ったようなことの実践例の一つです)

自分はこれを原理原則として意識して、1年半前くらいから英語情報漬けをやりはじめました。脳にできるだけ多くの英語情報をつめこむには、継続するということが前提になるので、大量に英語に触れるかつ日常で無理なくつづけるという二つの条件を満たした行動を日常に入れ込みまくりました。例えば、YouTubeのオススメ欄を全部英語の動画がでてくるようにする、Netflixを全部英語で見る、大学の講義で受けている科目の教科書に洋書を使ってみる、Kindleを買ってそれを洋書専用にしてみる、Googleの検索結果を英語しか表示しないようにする、など・・・。その結果、まず第一段階として英語の情報を読んだり、聞いたりするハードルがだいぶ下がりました。英語の各国のアクセントをすべて聞き取れるとか、難しい表現も難なく構文の意味が取れてわかるとかそういう能力はもってないですが、基本的な処理能力みたいなものは大幅に上昇しました。例えば、といってもまさに上であげた例ですが、Googleで英語で検索したり、Kindleで洋書読んだり、教科書に洋書つこうたり、Netflix英語で見たり、などということは特に無理することなく、自然に楽しめるレヴェルまで到達しました。

がしかし、アウトプットするみたいな活動は日常に取り込んでいなかったので、そういう能力はからっきしでした。からっきしでした、というのは、出来なかったというよりかは、試す機会をほとんど持たなかったという感じです。ですが最近、われらズッ友の間でオンライン日記交換会がスタートしました。それに伴って、アウトプットの実践機会が生まれたので、英語で書き始めてみたのです。するとあろうことか、やはり大量の情報に触れまくっていたので、脳にちゃんと英語の構造が生まれていて、スムーズに500語とか700語とか一息でかけたのでした。まあ、赤さんが生まれてから一年くらいROMって、いきなり話しはじめるのと同じことですね。

これが、カンデル神経科学の効果です(てきとう)

もちろんインプット量はネイティヴに圧倒的に劣り、かつ、偏っているので、ライティングにもそれ相応の英語が吐き出されるということです。これも、カンデル神経科学に本質的には書いてあります(てきとう)